宇宙人に、会いたくて。
子犬は耳がやわらかく、
折り曲げる事がわりと簡単。
カメラを手にした飼い主に不気味につめ寄られ、おびえるK。
宇宙人顔が見たいとき、彼の耳はもってこい。
飼い主におもちゃにされ、テンションは落ち気味。
宇宙人暦が長いGは耳を触られても爆睡。
耳が硬くて折り曲げられなかった。
ならば巻いてしまえ。
宇宙人顔というより、
もう、太鼓の達人にしか見えない。
心のより所だったぬいぐるみを取り上げられ、
(中身の綿を食べ出したので没収)
いらなくなったマフラーをおもちゃ代わりに与えると、吸い出した。
こっこっこっと音が響く。
部屋を行き来するときも口にくわえて移動。
うつろな目で悦に入る。
Gが子犬のとき、こんなおしゃぶりグセは一切なかった。
やっぱりKは、へなちょこ?